#AKB15周年

※11月の終わりくらいに書いたものなのでここ数週間分の話はしていません。悪しからず。

 

AKB48 紅白歌合戦 落選」

 

 講義中にTwitterで知って号泣し(講義中にTwitterをするな)、オンライン授業であることに久しぶりに感謝した11月某日。その日のリアペも講義も記憶にほとんど残ってないので、相当なショックだったんだと思います。泣いてるし。

 

 思えば、10年連続出場ということは私の人生の半分、紅白にはAKB48がいました。純粋に画面越しに放たれるキラキラに憧れたり、卒業の演出に大泣きしたり、推しのいない紅白に少し寂しくなったり、逆に初めて出演してくれて幸せになったり...10年前の記憶を鮮明に思い出せるわけではないけれど、毎年何かしらの思いを抱えていた気がします。

 

 10年続いていたものが途切れた時、普通なら持つべき感情は"寂しい"なはずなのに、何故か抱いた感情は"悔しい"でした。私はステージに立たないのになんで悔しがってんだ。

 

 色々な意見がありました。「もっと外向きに...」とか、「地上波の冠が...」とか、「やっぱりね...!」とか。それっぽい知識を持った人が色々なものと比較して理由っぽい何かを述べていることもありました。が、何を読んでも"悔しい"(とムカつく)以外の感情を持てなかった。

 

 でもなんだか、ファンが悔しがることをAKB48は受け入れてくれるような気がしてならないのです。ヲタクの主観だと思うけど。

 

 メンバーが選抜に落ちて悔しい。何かに選ばれなくて悔しい。総選挙が、握手の部数が、紅白が............。メンバー単位のものからグループ単位のものまで、烏滸がましいことに私は"悔しい"と度々思っている。

 

 でも、選抜に選ばれたらその分だけ"嬉しい"し、キラキラ輝く姿を見られるライブは"楽しい"し、いろんな感情を直に伝えられる握手会は"幸せ"だし。

 

 その"悔しい"の分だけ反比例して"嬉しい""楽しい""幸せ"を与えてくれるから、AKB48のファンをいまだに辞められないんだと思います。

 

 今回も、紅白落選の話を聞いた数日後にレコ大ノミネートの発表がありました。なんでか知らないけど深夜のTwitterでめちゃくちゃ泣いた。こういう状況下で、実際「離れていても」という楽曲に何度も何度も励ましてもらったこともあるし、推しメンにまつわる嬉しい物語があったこともありますが、本当に嬉しかった。

 

 「自分のことのように喜ぶ」ってあるけど、こういうことなんだね。あんなにレコ大って嬉しいものだったんだね。ファンが悔しがって喜んでって一緒にリアルタイムで共有できることが、一人一人がSNSを持って発信して、メンバーとも"悔しい"とか"嬉しい"とか、いろんな思いを共有できることが、AKB48のお気に入りの部分の一つです。

 

 そして、他のグループと比べるのは自分でももう辞めにしたいです。もう好みでしょそんなの。

 

 多分"悔しい""嬉しい"は他のアイドルグループでも感じられるし、似た物語はいくらでもあります。AKB48のそういった感情を生み出すような出来事を、「誰か(秋元康とか)(テレビとか)(事務所とか)が作った虚構のものだ」と揶揄する人もいると思います。というか、アイドルが作る物語も感情も、多分半分くらいは虚構だと思います。(全部とは言いたくない人)

 

 色々なアイドルがいて、色々なノンフィクションのようなフィクションがある中で、私はAKB48のメンバーが織りなす物語が好きだったから選んで応援しているだけの話です。

 

 「楽しいばかり」だけど「なんでもあり」な物語が好き。なんでかよくわからないけどいつもポジティブなAKB48が好き。"悔しい"ことも一緒に共有させてくれて、その何倍もの"幸せ"を返してくれるAKB48が大好き。(勿論あり得ないなと思ったこともありますが(小声))

 

 あと、色々なことに一喜一憂して、怒って泣いて喚いて大騒ぎして、メンバーに「ありがとう」とか言われ(嗜められ)また泣いて............AKB48のファンが好き。

 

 今年はなんだか、狭い狭いTwitterの世界だけの話ですが、「AKB48なんかいいよね」みたいな声?をたくさん聞いたような気がしてちょっと嬉しかったです。15年経っても色褪せない楽曲と、衣装と、今のメンバーが放つキラキラ超ポジティブオーラっていうAKBだけがもつ物語の特長は、2020年でも心を掴めるってことなのかな。ヲタク、仲間が増えるの嬉しい。仲良くしてね(?)

 

 AKB4815周年おめでとうございます。今までもそしてこれから先も、私はAKB48が紡ぎ出す物語が大好きです。"16周年"という次回作を、今か今かと心待ちにしながら、年末そして新たな年を迎えたいと思います。これからもよろしくお願いします。